以前、このblogで、前田雅英先生の論考を紹介した(http://meronpanss.exblog.jp/399878/参照)。
そこで私が言いたかったのは、前田先生の論考を読む場合には、前田先生のバックグラウンドを知る必要があるということである。 これは何も前田先生の論考に限った話ではない。論考を読むときは、その執筆者のバックグラウンドを知っておくことが必要である。 論考は理論的、論理的に書かれていると思われるかもしれないがそうではない。執筆者のバックグラウンドがかなり影響されている。むしろ、バックグラウンドの方が論考のあり方を決し、理由は後付けのような気がしないでもない。 例えば、法科大学院・新司法試験制度にネガティブな意見を述べる人のバックグラウンドを調べてみると、一定の共通点が見える。 その共通点は、現行司法試験委員及びその経験者(そりゃ、自分のつくった試験が悪いと言われることはおもしろくあるまい)、ベテラン現行司法試験受験生、ドイツ法至上主義の法学者(法科大学院制度はアメリカ法を採用する国でしか導入できないと思っている)、法科大学院の設置に苦労した大学に所属する教授(前田先生などはまさに代表格)などである。
by meronpanss
| 2004-07-07 02:32
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