LS時代における判例学習に関する私の現時点での私見
1.未修者(1年目)については、百選などの判例集でよいのではないか。 →その段階では科目の全体像、論点を把握することが優先だから(物理的時間の関係)。 2.とは言っても、未修者についても、1年目から著名な判例については、原文を読むことか強く求められるし、LS側も読めるように指導する必要がある。 →2年次の演習科目等に備えて。 3.これから必要な判例解説書には、判決要旨を引用する必要はなく(原文は各自取り寄せることが大前提)、判例の事案と判決文の論理構造を丁寧に解説した解説書ではないか。 →最近出版されているLS用の教材をいくつか読んでいるが、判決文が引用されている理由がよくわからない。しかも、そういう本に限って、「判決は原文に当たること」なんぞ書いてある。下手に引用してページ数を稼ぐ必要がどこにあるのか、と思う。 百選の「解説」は、本来、「最高裁は何と言っているのか」ということを解説することに重点が置かれていたはずだが、気がついたら論点解説(判例解説と論点解説は異なる)や、外国の議論紹介、または単なる自説展開になっていたりして困ることも。ただ、全ての解説が悪いというわけではない。時には驚くべき程優れた解説もある。
by meronpanss
| 2004-06-18 03:11
|
カテゴリ
以前の記事
2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 フォロー中のブログ
メモ帳
ご意見等はこちらまで
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||