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法律時報9月号

共謀罪の批判的検討である。

法律時報9月号
http://www.nippyo.co.jp/maga_houjiho/hr0609.htm

特集=「共謀罪」を多角的・批判的に検討する

組織的な犯罪の共謀罪――本特集の趣旨 高田昭正
憲法とテロ対策立法 木下智史
「国際組織犯罪防止条約」の批准と国内法化の課題 桐山孝信
近時の組織犯罪対策立法の動向と共謀罪新設の持つ意味 海渡雄一
英米法のコンスピラシーと「組織的犯罪の共謀罪」
  ――共謀の処罰 奈良俊夫
英米法のコンスピラシーと「組織的犯罪の共謀罪」
  ――共謀の認定 小早川義則
共謀罪の新設と刑法の機能 松宮孝明
共謀罪が犯罪論に及ぼす影響 浅田和茂
共謀罪の制定と捜査・警察活動 新屋達之

蛇足
ほとんどの論稿が関西の学者によって書かれている。
共謀罪について思うのは、関東の刑事法学者のほとんどが、「だんまり」を決め込んでいる点である。関西の学者が理論面から批判を立て続けに出しているにもかかわらず、関東の学者は何も語らない。不気味である。

※ご指摘を受け、訂正しました。「刑事法学者のほとんどん」は、(私の知る限り)存在していません。
by meronpanss | 2006-08-28 18:39
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