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ライブドア事件について

法律問題については、以下のblogが参考になる(専門家向けなので、やや専門的な議論もある)。

ふぉーりん・あとにーの憂鬱
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/

検察は4月に人事異動をするので、3月までに一斉にカタをつけようとする見込みだと思われる。
相手が相手ゆえに検察当局も相当な覚悟で挑んだと思われる。

しかし、である。
これまでなんらライブドアの「錬金術」を、法的に問題視した報道はなかったにも関わらず、検察が捜査に入った瞬間に、一斉にいろんな事実が報道されている。このようなことを考えると、現在、メディアが報道しているのは、そのほとんどが検察からのリーク情報と推測できる。
報道各社もここぞとばかりに新しい「事実」を報道しようとするから、リーク情報が入った瞬間に何の検証もせず報道しているように思われる。報道関係者に法律や会計の専門家はあまりいないから(いれば、かなり前から報道しているはずである)、何が問題なのか分かっていないで報道している感は否めない。

その意味で、この事件は、ちょっと割り引いてものをみなければいけない気がしているし、コメントは現時点では差し控えたい。
(少なくとも、将来、法律家になろうとしている人はそうであろう)
最終的に関係者は刑事訴追されると思うが、そこでもしも無罪判決でも出たら、戦後最大級の刑事補償・国家賠償となるかもしれない(国家賠償では、公務員の主観的要素で切られるか・・・)。
by meronpanss | 2006-01-20 12:59
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