新司法試験の答案は手書きでなければならないか?

気が付けば、法科大学院制度発足からまもなく1年が経過しようとしている。第1回目の新司法試験も着々と近づいている。

新司法試験については、法務省・司法試験委員会の下で検討が進められている。サンプル問題が必修科目・選択科目共に公開されたのはご存じの通りである。

ここで問題なるのが、解答についである。
おそらく、新司法試験についても、現行司法試験と同様に手書き・ペン字となるだろう。

しかし、本当に手書きでなければならないのか。
TOFLE(CBT)のように、パソコンを使った解答は検討されないのか。
昨今は、ほとんどの場面で、パソコン・ワープロを用いた文章作成が基本となっているのに、試験答案だけ手書きというのは、何か時代遅れな感じがする。

手書きとパソコン・ワープロでは文章作成の仕方や、頭の働かせ方が異なってくる。
パソコンならば、訂正が自由自在なので、自分が思いついたことから書くことが出来る。
(結論から入力しても、全く構わない)
パソコンでの解答が許されれば、「答案構成」という作業は不要となるだろう。

しかし、手書きではそうはいかない。いきなり書き始めるのは愚の骨頂である。特に、ペン字ではなおさらである。
手書きでの解答では、「答案構成」という作業がむしろ大切になる。
現に、現行司法試験の論文試験対策講座や答練の類では、その点が強調される(ようである)。

私の主張に対しては、「パソコン・ワープロが使えない受験生はどうするのか?」という反論もあろう。これは現行司法試験については、この反論は説得力がある。
しかし、法科大学院生は、パソコンを使ってレポートをたくさん書かされたり、
インターネットを用いた資料検索させられたりしているのだから、
パソコン・ワープロを使えないという抗弁は認められないだろう。
また、法曹実務家として、パソコン・ワープロが使えないというのも問題だろう。

法務省・司法試験委員会には、新司法試験論文試験について、パソコン・ワープロでの解答方法を求めたい。

しかし・・・
そうは言っても、やはり新司法試験も手書き・ペン字となるだろう。
そうなると、時間内に、手書きで答案を作成するという「特殊な能力」が、新司法試験でもやはり求められるのである。
その意味で、「試験対策」は、新司法試験がどのような問題になろうが、やはり必要なのである。
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by meronpanss | 2005-02-03 01:16
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