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刑法各論の最初の一冊として

刑法各論の最初の一冊として、おすすめの一冊が刊行された。

中山研一『新版 口述刑法各論』(成文堂)
http://www.seibundoh.co.jp/book_s/book.cgi?Isbn=ISBN4-7923-1663-4

なお、同じ著者の総論版はこちら。
http://218.216.69.71/seibundoh/book_s/bookinfo.asp?No=2169

刑法学は正確さ、精緻さが必要な学問であることは認める。しかし、今の刑法学は、細かくなりすぎているような気がしないでもない。刑法学の教科書の類に、確かに名著は多いが、「最初の一冊」がなかったのが実情であった(私は山口厚先生のテキストをお勧めするが、かといって初学者にすすめるのは大変に躊躇する)。
その意味で、著書は刑法学の最初の一冊としておすすめである。すでに法科大学院の合格をきめ(特に3年コースに合格している人)、来年4月から進学を決めている人は、是非読むことをすすめたい。
by meronpanss | 2004-11-25 17:31
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