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1940年体制とは何か

野口悠紀雄『「超」納税法』(新潮文庫、2004年)・269頁より
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410125625X/qid=1095189405/sr=1-7/ref=sr_1_10_7/250-2109218-8918608

1940年体制
 
 日本型経済システムの特徴として、一般に次の諸点があげられる。
(1)労働者も経営者も企業という組織内に固定化される。終身雇用、年功序列、経営者の内部昇進といった傾向が、大企業を中心として広範にみられる。
(2)企業と企業との関係が、系列関係などを中心として排他的で長期固定的である。
(3)間接金融が優位を占め、メインバンクが資金供給だけでなく、企業の意思決定一般に大きな影響力をもつ。
(4)行政指導や規制などによって政府が市場に個別的に介入する場合が非常に多い。

なお、野口悠紀雄の『1940年体制―さらば戦時経済』(東洋経済新報社、2002年)はこちら
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492393951/qid=1095189861/sr=1-21/ref=sr_1_2_21/250-2109218-8918608
by meronpanss | 2004-09-15 04:28
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